「日本版401K」という言葉を聞いたことがありますか?
これは「確定拠出年金」と言われるもので、加入者が掛金の運用方法を自分で選ぶ、すなわち年金受給額が加入者自身の運用の結果次第で決まるというものです。
「少子高齢化の進展、高齢期の生活の多様化等の社会経済情勢の変化にかんがみ、個人又は事業主が拠出した資金を個人が自己の責任において運用の指図を行い・・・。」(確定拠出年金法第1条;抜粋)
中小零細企業にはまだなじみの少ない制度ですが、年金に対して不信感が募る話題が飛び交っている今、自己責任―つまり「自分の老後は自分で守る」という考えが重要になってきていると言えます。
確定拠出年金には《企業型》と《個人型》があり、それぞれ加入者や掛金拠出をする者などが異なりますが、双方とも掛金の拠出時・個人別資産の運用時・給付を受ける時の段階で税制上の優遇措置があります。
(廣島 三津子)