2001年11月に発売されたWindows XPが2014年4月8日をもちましてマイクロソフトのサポート期間を終了します。
これは、正確に言うと、「脆弱性(問題点・欠点)があれば4月8日に最後の更新ファイルを配布するが、それ以降に脆弱性が見つかっても更新(アップデート)はされない」ということです。
更新ファイルが配布されなくなると、Windows XPに弱点や欠陥が見つかっても直すことはできません。
自分のパソコンが外部から攻撃されると、ウイルスや不正プログラムに侵入されてしまいます。また、侵入された穴をふさぐこともできない状態になります。
Windows XPは4月9日以降最もウイルスに感染しやすいパソコンとなりますので、できるだけ新しいバージョンに切り替えるか、新しいOSが入っているパソコンに買い替えるようにしましょう。
問題なく使えているパソコンが使えなくなることに不満を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、パソコンのOS(基本ソフト)は、安全に使えなくなる日が必ず来ます。パソコンのOSは、毎月のように脆弱性が見つかり、それを直す更新が行われていく生きた製品なのです。
永遠に更新することは不可能なので、どうしてもサポート終了期限がやってきます。
マイクロソフトでは発売日よりメインサポートで5年、延長サポートで5年の計10年のサポートを行っています。
Windows XPは世界中で利用者がとても多かったことにより、さらに3年延長されました。合計13年も利用可能であったわけで、サポート終了となるのは、やむを得ません。
なお、各OSの延長サポート終了日は下記の通りです。
Windows Vista 2017年4月11日
Windows 7 2020年1月14日
Windows 8 2023年1月10日
上記の日までは各OSが安全に使用できるということです。
XP以降に発売された上記Windows Vista、Windows7、Windows8でも脆弱性はほぼ毎月発見されており、新ファイルが配布されることにより安全に使うことができるようになっています。
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(伊藤 淳二)