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「“一番重要な変化しないもの”に合わせて変化する」とは!

ある時、WEBのニュースを見ていたら、表題の文字が目に入り、内容を見てみると私たちが日頃よく目にする「雑草」について研究する教授の話が掲載されていました。

「雑草学」というあまり聞きなれない学問を研究する教授の話ですが、その教授によるとどこにでも生えてくる強いイメージの雑草は実は弱い植物で、たとえば、「オオバコ」という雑草は「踏まれるのが大好きな雑草」だと言います。

 教授はその理由について、「種が水に濡れるとベタベタくっつく。で、踏まれた時に靴にくっつく。あと、車のタイヤとかにもくっつくので、踏まれることは耐えることや克服することではなくて、踏まれたくてしょうがない」。「なんでこんなところに生えているんだろう」と思う雑草だが、その場所に生えていることにはそれぞれ意味があるという。「雑草はどうあるべきか全然わからない。図鑑に書いてあるのと全然違う姿や違う時期に咲いていて、それが間違いかというと間違いではない。雑草の世界はバラバラでもっと自由だ。なんで変化できるかというと、変化できないものがあるから。それは何かというと種を残すこと。そこはブレない。種を残すためには、どういう成長をしたっていい。だから雑草は必ず花を咲かせて種を残す。別に小さくてもいい、縦に伸びなくてもいい、そこはどうでもいいけど種を残すというところはブレない。“一番重要な変化しないもの”に合わせて変化していく」と、弱い植物と言われた雑草の強さを熱く語った。

[AbemaTIMESより抜粋]

これは雑草に限った話ではなく、企業に置き換えて考える事もできます。雑草の目的は「種を残すこと」。これを単純に企業に置き換えると「存続し続ける事」になろうかと思いますが、社会というルールが存在する中で半永久的に存続し続けるには、顧客ニーズの変化に対応し、それを満たす事で、永く地域社会から支持され続ける必要があります。その為に必要なもう一つの「重要な変わらないもの」、それが、企業が存在する理由や目的ともいえる「企業理念」ではないでしょうか。

教授曰く、生き物が生きていくうえでの条件が3つあるそうで、「競争に勝つこと」「忍耐すること」、そして「柔軟に変化すること」だといいます。時代の変化とともに、周りのニーズは当然変わっていきます。その度に、文字通り、手を替え品を替え、その時代時代に順応し現在に至っている企業は数多く存在します。企業が存在する理由が「目的」であるとすれば、いま提供している商品やサービスは目的達成のための「手段」です。一つの方法に縛られる必要はありません。一時的な繁栄ではなく、永く目的を果たしていく為には、御社が競争に勝てる「商品・サービス」を、勝てる「場所」で提供し、時代に合わせて柔軟に変化させていく必要があるのかもしれません。

御社にとって「最も重要な変わらないもの」とはなんでしょうか?それに合わせて「柔軟に変化すべきこと」とはなんでしょうか?普段気に留める事もなかった、雑草の生き方から、何か学べる事もあるのであるのでないかと感じました。

(斎藤 勝)

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