経営者は将来の明確なビジョンをスタッフに示すことが大切であると言われています。平成29年6月21日に開催されたソフトバンクグループの株主総会において、孫正義社長は経営者の仕事として「ビジョンを持つ=山の頂上から見渡した景色を想像する」ことが経営理念や志の次に優先順位の高い重要な仕事だと発言されたそうです(ソフトバンクの経営理念は、「情報革命で人々を幸せに」)。山の頂上に登らなければ、そこからの景色は見られないが、山に登る前にそれを想像するのが「ビジョンを持つ」ということだそうです。
孫社長の場合は、壮大なビジョンで我々が想像もできないような景色が見えているのかもしれませんが、中小企業経営者であってもスタッフを抱えている以上は、ビジョン(未来像)を楽しく語れた方がスタッフはミッションが明確になり、この社長についていこうとモチベーションが上がるのではないでしょうか。
当社では社長に明確なビジョンを示して頂いた上で、逆算思考で課題(議題・検討事項)を整理し、それを具体化し会議の質を上げて達成管理できる仕組み作りのお手伝いをさせて頂いています。以下のようなお悩みを抱えている経営者の方は、会社の伸び代がまだあるという証拠で改善の余地がありますので当社をご活用頂ければ幸いです。
□そもそも会議の目的が明確ではない。
□そもそも会議に人が集まらない、遅刻する。
□会議の時間が長すぎる。
□内職しながらの参加者がいる。
□会議内容が報告(伝達)・情報共有のみである。
□会議・打ち合わせで決まったことが守られない。また継続されない。
□ネガティブな意見ばかりが出る。
□結論が出ない・決まらない。
□社長のみが意見を言い、スタッフの自発性がなく上からの命令・不満になってしまっている。
□特定の人しか発言していない。
□マンネリムードが漂っている。
□社長自身が中立的な意見を求めている。
また、会議の改善を図る前に社長や幹部スタッフの意識改革の第一歩として「将軍の日」という会社経営を1日考える会に参加させるというのも一つの方法としてお勧めです。
※「将軍の日」とは、戦国時代の将軍が戦場から離れた陣営から戦況を見極めながら戦略を立てていたように経営者(経営幹部)も日常業務から離れて、自社を取り巻く経営環境を見つめ直し、会社としての今後の戦略を考える1日で「あんしん経営をサポートする会」が提供しているサービスです。
税理士 久保 康高