マイナポータルとは、主にマイナンバーに関連した個人情報を自ら確認できるポータルサイトです。利用者はインターネット上で自分の税金の納付状況を把握したり、行政機関が自分のマイナンバーに関わる情報をどのように取り扱ったか等を確認出来ます(別名:情報提供等記録開示システム)。2017年11月13日より本格運用が開始されました。✲マイナポータルを利用するためにはパソコンやICカードリーダライタ、マイナンバーカードが必要となります。
~マイナポータルで出来ること~
①自己情報表示(あなたの情報)
行政機関等が保有する自分の税情報や年金の支払い状況などを検索して確認することが出来ます。国民健康保険料や国民年金の支払状況などをインターネット上で確認出来るので行政機関へ出向いたり、問い合わせたりする必要がなくなります。
②情報提供等記録表示(やりとり履歴)
マイナンバー利用事務で手続きに必要な税情報など、行政機関同士が情報連携した履歴を確認することが出来ます。具体的には、行政機関が自分のマイナンバーに関わる情報をどのように扱ったか、法定外に自己情報を取り扱っていないかなど、マイナンバーに紐付いた情報が、いつ・誰に・なぜ提供されたかといった履歴を確認出来ます。
③お知らせ
行政機関などから個人に合ったきめ細やかなお知らせを確認出来ます。各種社会保険料の支払いや確定申告を行う際に、参考となる情報などを簡単に入手出来ます。
④サービス検索・電子申請機能
子育てに関する手続きなどのサービス検索やオンライン申請(子育てワンストップサービス等)が出来ます。地方公共団体が提供する子育てに関するサービスで、各家庭に合ったサービスの検索が可能となります。自宅にいながら申請書類の確認も出来ます。
具体例:予防接種の案内、児童手当等の手続き案内、保育園等入園手続きの案内等
⑤公金決済サービス
マイナポータルのお知らせを使い、ネットバンキング(ペイジー)やクレジットカードで税金や社会保険料などの公金決済が可能となります。
~将来的にできること~
民間企業との連携が進めば、引越しの際に電気、水道、ガス、固定電話、インターネット、金融機関などの移転届けもネット上でスムーズに行えるようになります。また、納税などの決済をキャッシュレスで電子決済するサービス(電子決済機能)の導入も検討されています。
(伊藤 淳二)