◆助成金の概要 人材確保等支援助成金(雇用管理制度コース・健康づくり制度)
本助成金は、新たな雇用管理制度を導入および実施し、従業員の離職率の低下に取り組む事業主に助成金を支給します。雇用管理制度を改善させることによる従業員の定着・確保を目的にしています。
計画期間前1年間の離職率と計画期間後1年間の離職率を比較します。
◆申請までの流れ
1.計画書作成
2.計画期間(3ヵ月)
・健康づくり制度を就業規則に規定、届出
全ての正社員を対象とします。
・規定にもとづく、法定外の検診を実施
3.計画期間終了後、1年間の離職率が、計画期間前1年間の離職率より改善されていることを確認
4.支給申請
◆支給額 57万円
◆健康づくり制度
法定の健康制度以外の健康づくりにつながる制度を導入します。受診費用の半額以上を会社が負担します。
・胃がん検診 ・子宮がん検診 ・肺がん検診 ・乳がん検診
・大腸がん検診 ・歯周病検診 ・骨粗鬆症検診 ・腰痛健康診断
※法定の健康診断を受診していることが前提となります。
※腰痛健康診断とは、厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」に掲げる健康診断(既往歴および業務歴の調査、自覚症状の有無の検査、脊柱の検査、神経学的検査、脊柱機能検査等)のことをいいます。
正社員を1名以上雇用し、辞めずに働き続けていれば、申請の対象になります。
申請まで、最低でも1年3ヶ月以上はかかりますが、社員の出入りがあまりない会社様、社員数が少なくても長年勤続している社員が多い会社様におすすめの助成金です。
この機会に、まずは計画書を提出されてみてはいかがでしょうか。
社会保険労務士 神山 真由美