1.キャリアアップ助成金(正社員化コース) 助成額:1人当たり57万円
<取組内容>有期契約労働者(非正規社員、アルバイト)を正社員に。
社員を採用したらまず検討する人気の助成金です。令和3年度、4年度と大幅に予算が削減されていますので、審査が厳しくなることが予想されます。労働条件をきちんと整え、要件が整えば早めに申請することをおすすめします。
2.両立支援等助成金(出生時両立支援コース) 助成額:95.5万円
出産予定の配偶者がいる男性社員がいる場合におすすめの助成金です。
<取組内容>
①男性社員の育児休業の申出日までに個別面談を行う等、育児休業の取得を後押しする取組を実施
②男性社員が育児休業を5日間取得
③男性社員が育児目的休暇を5日間取得
3.両立支援等助成金(育児休業等支援コース) 助成額:85.5万円
出産予定の社員がいる場合におすすめの助成金です。
<取組内容>
①育休取得時コース
育休復帰支援プランに基づき連続3カ月以上の育児休業を取得。
②職場復帰時コース
育休中に職務や業務の情報・資料の提供をし、職場復帰後6か月以上経過後申請。
③職場復帰後支援コース
子の看護休暇を時間単位(有給)で取得できるよう整備し、復帰後6か月以内に10時間以上取得。
制度利用時、1時間当たり1,000円の助成があります。
※同じような取り組みで、5日以上の介護休業を取得した場合に利用できる介護離職防止支援コースもございます。
4.65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース) 最大160万円(令和3年度)
<取組内容>①65歳以上への定年の引き上げ ②定年の定めの廃止
例:60歳以上の社員が1名在籍、定年を70歳以上に引き上げ又は定年廃止。
③希望者全員を対象とする66歳以上の継続雇用制度の導入
例:60歳以上の社員が1名在籍、70歳までの継続雇用制度を導入
60歳以上の社員(雇用保険被保険者)が1名いれば申請できます。非常に人気があり、令和3年度は9月に受付終了となりました。令和4年度は、助成額変更の可能性はありますが、要件が整えば早めに申請したい助成金です。
- これらの助成金の申請には就業規則が必要になります。
社会保険労務士 神山 真由美