中小企業の経営者の皆さん、あなたたちは日々ビジネスに向き合っています。その中で、すべてのビジネス領域において、何が起きているかを把握することは必要不可欠です。以下、ビジネス面において可視化経営や経営の見える化の重要性について解説します。
【可視化経営の概要】
・可視化経営とは、ビジネスにおいて情報を可視化することで意思決定を迅速化するための手法です。
・売上高、来客数、在庫数など、ビジネスにおける数値をグラフ化することで情報を可視化します。また、定期的(場と時間)な財務報告は会社の経営状況や財務状況を知る上で重要です。
・これにより、経営者はビジネス全体の傾向を把握し、より迅速かつ正確な意思決定を行うことができます。
【経営の見える化の概要】
・経営の見える化とは、ビジネスの各部門やプロセスにおける情報を可視化し、現状を把握する手法です。
・人事、開発、営業など、ビジネスにおける部門ごとに情報を可視化することができます。
・これにより、経営者はビジネスの各部門・プロセスの問題点を特定し、速やかに改善につなげることができます。
【可視化経営と経営の見える化のメリット】
・経営者は時間をかけずにビジネス全体の傾向を把握できるため、より効率的な意思決定が可能になります。
・部門ごとに情報を可視化することで、問題点を特定することができ、改善につなげることができます。
・数字に基づいた意思決定ができるため、自己流の判断による経営よりも正確な方向性を示すことができます。
中小企業の経営者の方々には、ビジネスの可視化経営や経営の見える化を取り入れることをお勧めします。現在、自社の経営の可視化、見える化は、どうなっているのか点検してみてください。今日のビジネスは多角化に加え、データに基づいた競争が求められているため、これらの手法を活用することでより正確な判断ができるようになります。ぜひ、活用してみてください。
税理士 廣島 清量